オーストラリアで手術をすることになった話④
目が覚めたのは12時半くらいだった。
手術室とは違う部屋で、先生は誰もいなかった。
看護師さんたちが終わったことを教えてくれた。
そのまま個室に移される。
思ってたより早く終わったんだな…。
でも目が覚めて気付いたのは、「あれ?何でお腹に2か所も穴が開いてるわけ?!」という事実。
というか結局は3か所開いてたんだけど。笑
点滴に繋がれて、血圧計・脈拍計も付いてたから、自由に動けなかったけど、優しい看護師さんが「お腹空いてない?サンドイッチ食べる?」と聞いてくれた。
術後にいきなりサンドイッチですか?!笑
日本だったらお粥とかからスタートだと思うんですけど、どエライカルチャーギャップに驚き。
さらに「飲み物はどうする?レモネードとかもあるわよ!」と言われて愕然。
いや、普通にお茶とかお水じゃないんですか…。
オージーってよっぽど強靭な胃腸を持った患者さんが多いんだろうな。笑
少しずつ自分が置かれてる状況が飲めてきて更に驚いたのは、切ったお腹の傷口じゃなくて、お股のところから生理の時みたいに出血してたんだけど、おむつとか履かせるんじゃなくて、そのまま夜用のナプキンが足の間に挟まれた状態になってたことです。。。笑
その発想はなかったわ!!笑
しかも、看護師さんたちが様子を見に来るたびに、めくって出血量をチェックされたのが死ぬほど恥ずかしかったです。笑
結局、ご飯を食べて落ち着いた頃にトイレに行きたくなったので、パンツを穿いた時に新しいナプキンをパンツに貼って、それ以降はトイレに行った時に出血してなかったか聞かれたけど。。。大胆にも程があるでしょ。笑
トイレから帰って来てからは、もう着替えていいよと言われたので、元々部屋着に近いラクな服装で行ってたので、それに着替えて、みんなに無事に終わりましたとLINEで報告。
14時半くらいからもう既に「ハウスメイトは何時に迎えに来るの?」「何時に帰るの?」攻撃を受けていて、ハウスメイトのゆきちゃんは仕事中に不在着信がわんさか入ってたらしい。笑
15時過ぎくらいにやっと直接話せて、本当は病院の近くのエリアにある本社に出勤するはずが、急遽郊外のショッピングセンターに呼び出されたとのことで、お迎えが遅くなりますとのこと。
1人で帰って倒れてもなあと思って、20時すぎまで待ってることに。
その間に看護師さんが持って来たのは、何とティムタムのアーノッツ社の砂糖たっぷりビスケット。
医療用とかじゃないんや…とまたもびっくり。笑
とにかく身体はフラフラするし、肩から肋骨にかけての骨がめちゃ痛い。
そして地味にオナラとゲップが止まらなかったのも辛かった。。。
実は腹腔鏡手術をする時、スペースを作るためお腹に3Lも炭酸ガスを注入するため、それが抜けるまで、呼吸器系周りの骨の痛みとガスの排出がエンドレスなんだそう。
それも全く事前に知らされてなかった!!笑
結局2時半か3時くらいに、通訳のおばちゃんから電話がかかってきて、右側の卵巣嚢腫だけじゃなくて、子宮内膜症も発症していたので、それもついでに除去しておいたよ~っていう手術のサマリーが送られて来たのを読んで知った。笑
てか、術後に目が覚めてから、一切先生に会ってないの、すごくないですか?!笑
どんな放置プレイだよ…笑
でも、子宮内膜症は開けてみないと分からないって言われてたし、最近お腹痛いなあと思っても、右側じゃなくて真ん中がずっと痛かったから納得した。
2回手術するより1回で取ってもらえて良かった!!
そんなわけで、8時過ぎにやっとハウスメイトが迎えに来てくれて、病院の薬局で痛み止めを買ってUberで帰った。
さすがにいきなり術後にサンドイッチとビスケットはパンチが効きすぎたらしく、家に着いた途端にリバースして、お茶漬けをすすった。
やっぱり日本人は米とお茶に限るなあと心から思った。